果物および野菜のアレルギーは二つの発症タイプに分かれます。
ひとつは、食べた後すぐに全身に症状が現れる即時型で、乳児ではバナナ、学童期ではキウイなどが原因として多い食品です。
もうひとつは、花粉との「交差抗原性」が関連するタイプです。
花粉症の人は、特定の果物や野菜を食べたことで症状が出ることがあります。これは、「花粉-食物アレルギー症候群(PFAS) 」とよばれ、花粉と果物や野菜との交差反応によるものです。
また、ラテックス(天然ゴム)にはキウイやマンゴ、アボカドなどと交差抗原性を示すタンパク質が含まれるため、ラテックス(天然ゴム)アレルギーの人は、キウイやマンゴ、アボカドなどを食べることでアレルギー症状が出ることがあります。
1) 海老澤元宏監修.食物アレルギーのすべてがわかる本.講談社.2016; 85.
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