PureLink™ ゲノムDNAミニキットおよび PureLink™ 96ゲノムDNAキットは、血液、組織、細胞、バクテリア、スワブ、血液スポットなど、さまざまな種類のサンプルから高収量・高純度のDNAを、使い慣れたシリカ製のスピンカラムやセミスカート型の96ウェルプレート形式で抽出することができます。PureLink™ ゲノムDNAキットを使用すると、以下のことが可能になります。

より高いgDNA収量と純度 - 最適化されたスピンカラムメンブレンとバッファーの組成

時間とコストを節約 - 幅広いサンプルサイズ（例えば、100 μL～1 mlの血液など）で使用可能。 96ウェルバージョンは特別な装置を必要としません。

優れた柔軟性 - 1つのキットを多彩なサンプルに使用が可能

原理

PureLink™ ゲノムDNAミニキットプロトコルはさまざまなサンプルタイプに対応しており、使い慣れたスピンカラム法を改善します（図1および2）。DNAの結合と解放の効率向上を目指して、カラムが新たな構成になっています。サンプルは、プロテイナーゼ K 活性を向上させ、タンパク質汚染を除去するように調製された最適化されたバッファーで溶解します。カオトロピック塩結合バッファーは、どのカラム法でも最高の DNA 結合を可能にします。強力な洗浄バッファーは、タンパク質と塩の痕跡をすべて取り除きます。DNAは低塩バッファーで溶出され、保存中のDNAのpH安定化が可能です。

より高いスループットを得るには、PureLink™ 96ゲノムDNAキットをご使用ください（図3）。この 96 ウェルバージョンでは、わずか 2,250 g の真空マニホールドまたは遠心分離でサンプル処理を実行できるため、遠心機の選択がより柔軟になります。セミスカートプレート設計は、ロボットワークステーション上のほとんどの真空マニホールドに適合します。

より高い収量と純度

PureLink™ ゲノムDNAキットを使用すると、細菌、組織、血液、細胞など、すべてのサンプルタイプで高純度gDNA（A260/A280測定で測定）の収率が向上します（図4～6）。PureLink™ 96ゲノムDNAキットは、血液などの複数のサンプルタイプにおいて、DNAの収量と純度の両方において他社製品よりも優れた性能を発揮します（図7）。PureLink™ gDNAのA260/A280およびA260/A230比™ は他のキットのものよりも高く、強化されたPureLink溶解および洗浄バッファーを使用すればタンパク質またはグアニジンのコンタミネーションキャリーオーバーがないことを示します（図7）。

内容物および保存：

PureLink™ ゲノムDNAミニキットには、PureLink™ ゲノムスピンカラム、コレクションチューブ、消化バッファー、溶解／結合バッファー、洗浄バッファー、溶出バッファー、プロテイナーゼ K、RNase A、およびマニュアルが含まれます。PureLink™ 96ゲノムDNAキットには、PureLink™ ゲノム結合プレート、ウォッシュプレート、ディープウェルプレート、ホイルテープ、消化バッファー、溶解／結合バッファー、洗浄バッファー、溶出バッファー、プロテイナーゼ K、RNase A、およびマニュアルが含まれます。室温保存。適切な保存条件であれば、1年間安定していることが保証されています。