Dynabeads M-280ヒツジ抗マウスIgGは、アフィニティ精製ポリクローナルヒツジ抗マウスIgGをビーズ表面に共有結合させた2.8 μmの超常磁性ビーズです。これらのビーズは、マウスIgGとその標的タンパク質を簡単かつ効率的に結合するための固体担体として機能するように設計されています。均一、単分散、ノンポーラスのDynabeadsは、Ig結合、タンパク質精製、サンドイッチ免疫測定法、免疫沈降（IP）、Co-IP、細胞や微生物の単離などのアプリケーションに最適です。ポリクローナルヒツジ抗体は、マウスIgG1、IgG2a、IgG2bと結合しますが、マウス IgG3およびIgMとの反応性は低くなります。ヒトの交差反応は最小限です。

•40分未満でタンパク質を単離
• ほとんどのマウスIgGサブクラスに結合
• シグナルノイズ比が高く、非特異的結合が非常に低い
• カラム、遠心分離、時間のかかる予備洗浄は不要
• KingFisher機器に適合する高い再現性とハイスループット

Dynabeadsの手動分離は迅速かつ簡単
標的分子を認識する一次抗体をサンプルに追加（間接的手法）するか、Dynabeads M-280ヒツジ抗マウスIgGにプレコートできます（直接的手法）。どの手法を使用する場合でも、Dynabeads M-280ヒツジ抗マウスIgGをサンプルと混合すると、ビーズはターゲットに結合します。DynaMagマグネットにサンプルを置くと、ビーズ結合ターゲットがサンプルの残りの部分から分離されます。その後、上清は吸引によって除去されます。標的分子は、従来の溶出法でビーズから溶出し、ウェスタンブロットや質量分析などのアプリケーションで使用したり、ビーズに付着したまま、さらに下流のアプリケーションで使用できます。

Dynabeadsの自動分離はスループットの向上とハンズオン時間の短縮に役立つ
複数のサンプルを並行して処理する場合は、サンプル数に比例して洗浄ステップ数とハンズオン時間が増加します。分注やその他の手動操作は、多くのサンプルを同時に扱う場合、自動化よりも一貫性が低くなる傾向があります。中∼高スループットのサンプル処理を改善し、ハンズオン時間を短縮し、高い再現性を確保するために、KingFisher FlexおよびKingFisher Duo Prime装置用のIPプロトコルを開発しました。自動化プロトコルは手動プロトコルを再現するため、同等に高い標的タンパク質収量と、同様に低い非特異的結合および高い再現性を得られます。10個のサンプルを扱うか96個のサンプルを扱うかは問題ではありません。IPプロトコルはサンプル個数に関わらず40分未満です。試薬をプレートにロードし、“Start（スタート）”ボタンを押すだけで、下流分析の準備ができたころにはIPが完了しています。使用する抗体、および標的タンパク質の存在量や特異性によっては、（インキュベーション時間などの）最適化が必要になる場合があります。

•KingFisher Duo装置を低～中スループット（1～12サンプル／ラン）に使用する
• KingFisher Flex装置をハイスループット（12～96サンプル／ラン）に使用する
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