AccuPrime™ Taq DNA Polymerase System

AccuPrime™ Taq DNAポリメラーゼシステムは、抗体を使用するホットスタートプロトコルを用いて核酸テンプレートを増幅するための試薬を提供します。これによって他のホットスタートDNAポリメラーゼよりもPCR特異性が向上します（図を参照）。Platinum™anti-Taq DNAポリメラーゼ抗体はポリメラーゼ活性を阻害し、自動ホットスタートを提供します。一方、熱安定性の高いアクセサリタンパク質は、PCRの各サイクルで特異的なプライマーテンプレートハイブリダイゼーションを強化します。この組み合わせにより、Taq DNAポリメラーゼの忠実度が改善されて2倍になります。これは、ハイスループットスクリーニングおよびマルチプレックスPCRに最適です。AccuPrime™ Taq DNAポリメラーゼでは、プライマーのアニーリング温度範囲が広くなり、55℃～65℃の間で最適な性能が得られます。AccuPrime™ Taq DNAポリメラーゼのメリット：

•特異性— 各サイクルでミスプライミングを制御し、シングルバンドPCR製品を入手します
• 使いやすさ— 反応の最適化とプライマーセットの再設計を最小限に抑えます
• 利便性— 室温で反応液を簡単に組み立てることができます

AccuPrime™バッファー
10X AccuPrime™は熱安定性の高いAccuPrime™タンパク質 Mg⁺⁺デオキシリボヌクレオチド三リン酸をPCR中に増幅できる複数の濃度で含有します2つの個別のバッファーシステム（10X AccuPrime™ PCRバッファーIおよびII）は、特定のタイプのテンプレートを増幅するためのものです。10X AccuPrime™ PCRバッファーI≤は、小型ゲノムDNAアンプリコン（200 bp）、cDNA、またはプラスミド用に設計されています。10X AccuPrime™ PCRバッファーIIは、ゲノムDNA（200 bp–4 kb）用に設計されています。

アプリケーション
AccuPrime™ Taq DNAポリメラーゼは、マルチプレックスPCR、TOPO TAクローニング™、アレル特異的増幅など、さまざまなアプリケーションに使用できます。