Dynabeads™ M-270エポキシビーズは、表面エポキシ基を含む2.8 µmの超常磁性ビーズです。このビーズはタンパク質やペプチド中の一次アミノ基およびスルフヒドリル基と共有結合するため、抗体、ペプチド、インタクトタンパク質、および機能酵素の結合に最適です。これらの親水性の中性pHビーズは、タンパク質や色素の非特異的結合がきわめて低く、ブロッキング剤の必要性を低減します。また、Dynabeads™ M-270エポキシビーズにはTween™界面活性剤が含まれていないため、質量分析（MS）に最適です。

•タンパク質およびタンパク質複合体の免疫沈降（IP）に最適
• 穏やかでありながら迅速な磁気分離と短いインキュベーション時間により、一過性および不安定な複合体を同定可能
• 抗体がDynabeads™と共有結合することで、標的タンパク質との抗体の共溶出を回避

さまざまなアプリケーションに適応可能
高速表面結合カイネティクスおよび迅速な磁気分離特性により、Dynabeads™ M-270エポキシビーズは、タンパク質やタンパク質複合体の免疫沈降／精製、下流アッセイ用のビーズ表面への機能酵素の結合、タンパク質結合パートナーの特定などのアプリケーションに最適な選択肢となります。DynaMag™マグネットとDynabeads™の磁気分離特性により、捕捉されたタンパク質およびタンパク質複合体は簡単に分離、洗浄、溶出できます。

結合手順
目的のリガンド（一般的に抗体、ペプチド、またはタンパク質）をDynabeads™ M-270エポキシビーズでインキュベートすることにより、一晩で共有結合を行います。結合能は使用するリガンドによって異なりますが、通常、1ミリグラムのビーズあたり5～10 µgのIgGです。結合は中性pHおよび高塩濃度で発生します。結合反応は、リガンドの安定性特性に合わせて幅広い温度範囲で実行できます。

リガンド結合ステップが完了すると、Dynabeads™ M-270エポキシビーズの反応基が非活性化され、それ以上の結合が防止されます。結合反応が完了すると、これらのノンポーラス、親水性のpH中性ビーズは非特異的結合がきわめて低くなります。

Dynabeads™製品の詳細
• 幅広いアプリケーションに対応する Dynabeads™製品をご覧ください。
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