T4 DNAリガーゼは、3´ヒドロキシルおよび5´リン酸末端を持つ二本鎖DNA間にATPが存在する場合、ホスホジエステル結合の形成を触媒します。独自のT4 DNAリガーゼバッファーはライゲーションを最適化し、5分で実行することができます。一本鎖核酸は、この酵素の基質にはなりません。

アプリケーション
クローニング（平滑末端または付着末端のライゲーション）および平滑末端DNAへのリンカーまたはアダプターの付加

由来
大腸菌ラムダ溶原菌NM989から精製

性能および品質検査
エンドデオキシリボヌクレアーゼ、3´および5´エキソデオキシリボヌクレアーゼ分析：ライゲーション効率試験済み

ユニット定義
1ユニットは、1 nmolの³²P標識ピロホスファターゼのATPへの交換を、37℃、20分間で触媒します。1ユニットは、約300の付着末端ライゲーションユニットに相当します。

ユニットの反応条件
66 mMトリス-HCl（pH 7.6）、6.6 mM MgCl₂、10 mM DTT、66 µM ATP、3.3 µM ³²P標識ピロホスファターゼと酵素を0.1 mL中で、37℃、20分間。