Thermo Scientific Pierceグルタチオンスピンカラムは、高速で使いやすいフォーマットで細胞ライセートからGST融合タンパク質を精製できます。

グルタチオンアガロースの特長：

•高結合能—レジン1 mLあたり40 mg以上の組換えGSTタンパク質を結合
• 高い収量と純度—レジン1 mLあたり10 mg以上のGSTタグタンパク質を確実に精製し、純度は90%以上
• 高い費用効果—レジンは経済的な価格で、結合能や精製性能を損なうことなく5回以上再利用可能
• 多用途—細菌ライセートからのGST融合タンパク質の精製、または精製済みGSTタグタンパク質との併用によるタンパク質相互作用のプルダウンに最適
• 適合性—Thermo Scientific Pierce Cell Lysis Reagentsとともに使用して、細菌または哺乳類細胞培養から抽出および精製できることが検証済みかつ効果的

グルタチオンは、中心のスルフヒドリル基を介して6%クロスリンクアガロースレジンに固定化されています。グルタチオン（GSH）アガロースビーズを用いたGST融合タンパク質の精製は実証されており、ワンステップの高純度アフィニティー精製を実現します。目的が過剰発現大腸菌ライセートからの多量の組換えタンパク質の精製でも、またはGSTタグ誘引タンパク質が関わるンパク質相互作用の研究でも、Pierce Glutathione Agaroseはどのようなタスクにも適合します。

またPierce Glutathione Agaroseは、3種の容量のレジンスラリー、完全なGST精製キット、2つのサイズのFPLC対応クロマトグラフィーカートリッジ、およびハイスループットニーズに対応する96ウェルフィルタープレートで提供されています。

Pierce Glutathione Agaroseは、Thermo Scientific B-PER Bacterial Protein Extraction Reagentなどを使用して得た細菌ライセートから高レベルの過剰発現GSTタグ融合タンパク質を効率的に精製します。

Pierce Glutathione Agaroseは、さまざまなスケールのバッチ結合およびスピンカラム処理で優れた性能を発揮します。性能は他社の一般的なGSHレジンと同等以上です。

Pierce Glutathione Agaroseは高品質かつ安定で、回復能を有するアフィニティー担体です。試験により、最低でも5回の繰り返し使用では性能は低減しないことが確認されています。これらのデータは、通常の使用ではレジンは構造的分解やリガンドの浸出に対する高い耐性を有することを示しています。

組換えタンパク質の発現および精製は、タンパク質の調節、構造および機能の研究において中枢をなします。大部分の組換えタンパク質は、短いアフィニティータグまたはグルタチオンS-トランスフェラーゼ（GST）などの低分子タンパク質との融合として発現します。このタンパク質は、中性に近い非変性条件（トリスバッファーなど）で還元型グルタチオン（GSH）と特異的に結合します。結合タンパク質は、遊離還元型GSH（酸化型グルタチオン、GSSHはこの目的には非効率的）を含有するバッファーとの競合的置換により容易に分離（溶出）します。目的のタンパク質がGSTとの融合として発現し、グルタチオンが固体担体に固定化されている場合、このタンパク質基質システムを使用することで、それらのタンパク質を用いた他のさまざまな実験だけではなく、組み換えタンパク質のアフィニティ精製も行えます。

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