T4 DNAポリメラーゼは、3´-エキソデオキシリボヌクレアーゼ活性を有しますが、5´a3´エキソデオキシリボヌクレアーゼ活性を有しないDNAポリメラーゼです。T4DNAポリメラーゼの技術資料が用意されています。

アプリケーション：置換合成による直線状二本鎖DNAの標識（1）。オリゴヌクレオチド誘導、部位特異的変異誘発（2）。二本鎖DNAの3´末端標識（3）。5´または3オーバーハングの両方を研磨して平滑末端を形成（4）。

由来：プラスミド上のT4 DNAポリメラーゼ遺伝子を発現している大腸菌から精製。

性能および品質試験：一本鎖および二本鎖エンドデオキシリボヌクレアーゼおよびホスファターゼアッセイ。エキソデオキシリボヌクレアーゼおよびポリメラーゼ活性を試験。

ユニットの定義：1ユニットは、テンプレート／プライマーとしてDNase IニックDNAを用い、37℃、30分間で10 nMolのデオキシリボヌクレオチドを酸不溶性画分へ取り込ませるものとする。

ユニット反応条件：50 mMグリシンNaOH（pH 8.8）、16.6 mM（NH₄）₂SO₄、6 mM MgCl₂、6.5 µM EDTA、10 mM 2-メルカプトエタノール、0.165 mg/ml BSA、1.6 mg/ml DNase Iニックサーモン精巣DNA、0.33 mM dCTP、0.33 mM dATP、0.33 mM dGTP、0.33 mM dTTP、76 nM [³H] dTTP、酵素0.1 ml中で、37℃、30分間インキュベーション