MabCaptureC Affinity Matrixは、酵母由来の組換えProteinAをリガンドとして採用した、アガロースベースの高結合容量Protein Aクロマトグラフィー樹脂です。組換えProtein Aは、IgGのFc領域のCH2-CH3界面に主に結合し、IgGのVH3ドメインとの副次的結合を示します。MabCaptureC Affinity Matrixは、モノクローナル抗体の精製に適しています。組換えProtein Aリガンドは、高架橋かつ均一サイズのアガロースベースのビーズ上に固定化されており、粒子径は平均75 µmです。均一な粒子径により、従来のProtein A樹脂よりも優れた性能を発揮します。
MabCaptureC Affinity Matrixの特長は、以下の通りです。
• mAbsに対する高い動的結合容量、>50 g/L(4.8分の保持時間)
• mAbs、およびVH3結合ドメインを含むscFv、scFabフラグメントの精製
•クロマトグラフィー製品に通常使用される水酸化ナトリウム溶液による洗浄および消毒が可能
•優れた拡張性
•動物由来成分不含
主な特長 ベースビーズ:アガロース系、エポキシドカップリングによる固定化
平均粒子径:75 ± 10 µm
リガンド:Protein Aの組み換えCドメイン
リガンド結合方式: エポキシド結合
結合容量:>50 g IgG/L樹脂(4.8分の保持時間および10%ブレイクスルー時)
溶出条件:0.1 MグリシンpH 3.0または20~100 mMクエン酸ナトリウムまたは酢酸塩、pH 3.0
洗浄条件:0.2 M水酸化ナトリウム、毎サイクル、15分
運転操作時圧力:≤ 3 bar
圧力値参考:2.6 x 20 cmカラムで、500 cm/h時に3 bar
保管時バッファー:20% (v/v)エタノール
プロセス開発および樹脂スクリーニングのために、MabCaptureCは以下のフォーマットでも提供されています。
MabCaptureC MiniChrom Column, 1 mL MabCaptureC MiniChrom Column, 5 mL (for process development)
MabCaptureC RoboColumn, 200 µL MabCaptureC RoboColumn, 600 µL