Thermo Scientific SulfoLink Coupling Resinはヨードアセチル基で活性化された多孔性のクロスリンク型6%アガロースビーズで、システインペプチドやその他のスルフヒドリル分子を共有結合的に固定します。

SulfoLink Coupling Resinの特長：

•スルフヒドリル基（-SH）に特異的—ヨードアセチル基はスルフヒドリルと特異的に反応し、不可逆的なチオエーテル結合を形成
• 高速—スピンカラムはプロトコル速度を向上；2時間（ペプチドの場合）～3.5時間（タンパク質の場合）でサンプルを調製して結合
• 柔軟な結合条件—結合反応におけるタンパク質またはペプチドの溶解度に応じて、pH 7.5～9.0の水溶性バッファー、有機溶剤（たとえば20% DMSO）、または変性剤（グアニジン·HCl）を使用可能
• わかりやすい説明書—サンプル調製、固定化、アフィニティー精製の合理的プロトコル
• 高結合能—SulfoLink Coupling Resinの2 mLカラム1本あたり1～2 mgのペプチド、または2～20 mgのタンパク質を固定化

還元システイン残基を有するペプチドまたはタンパク質の溶液とインキュベーションすると、SulfoLink Resinのヨードアセチル基は露出しているスルフヒドリル（-SH））と特異的かつ効率的に反応し、非可逆的で共有結合性のチオエーテル結合を形成します。チオエーテル結合はペプチドまたはタンパク質をレジンに永久的に接着させます。これにより、目的の抗体、抗原、およびその他の分子の精製に使用するカスタムのアフィニティレジンを作成できます。ペプチドまたはタンパク質用の便利な2種類のSulfoLink Immobilization Kitsから選択できます。各キットには、サンプル調製用のすべての試薬と、2 mLのSulfoLink Resinを含有するカラムが5本含まれます。カラムは、効率的な結合反応を行えるよう、重力フローまたは遠心分離機フォーマットで使用でき、複数のアフィニティー精製サイクルを行えます。ペプチドまたはタンパク質に使用するシングルカラムTrial Kitもあります。また、SulfoLink Coupling Resinを個別に購入することも可能です。

アプリケーション：
• マレイミド結合によって調製されたペプチド免疫原に対して作成された抗体を精製するために、末端システイン残基を有するペプチドを固定化
• 抗原アフィニティー精製において抗原結合部位が立体的に阻害されないように、ヒンジ領域のスルフヒドリルを介して抗体を配向的に固定化

関連製品
SulfoLink™ Immobilization Kit for Peptides, 2 mL
SulfoLink™ Immobilization Kit for Proteins, 2 mL
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