Thermo Scientific™ MagnaBind™ビーズは、アフィニティー結合を使用して抗体、抗原、レクチン、酵素、核酸、細胞の磁気分離を簡便に行う方法を提供します。MagnaBindビーズを懸濁液から除去するには、外部磁場を使用します。

MagnaBindプロテインGビーズの特長：

•組成：シラン化処理した酸化鉄
• 磁化：25～35 EMU/g
• 磁化のタイプ：超常磁性（磁気は保持し続けない）
• 表面積：>100 m²/g
• ビーズサイズ：直径1∼4 µm
• 沈降速度：30分で4%
• 有効密度：2.5 g/mL
• ビーズ数：1 × 10⁸ ビーズ/mg
• pH 安定性：水溶液、pH 4.0以上
• 濃度：5 mg/mL

MagnaBindプロテインGビーズは通常、血清や細胞培養上清から抗体を分離したり、目的とする細胞を細胞混合物から分離したりするために使用します。抗体精製するには、ビーズを抗体溶液でインキュベートし、上清から磁気的に分離します。次に溶出バッファーを使用して、抗原と抗体をビーズから解離させます。細胞分離するには、モノクローナルまたはポリクローナル抗体を細胞表面抗原へプロテインG磁気ビーズでインキュベートし、磁気的に分離し、次に細胞懸濁液でインキュベートします。

アプリケーション：
• ポジティブ選択またはネガティブ選択による細胞の選別
• 直接法または間接法のいずれかを使用したタンパク質精製または免疫測定法