この試薬は水分子と結びつき、小胞などの溶けにくいコンポーネントが溶液から追い出されるため、短時間の低速遠心分離で回収できます。試薬を細胞培養サンプルに加え、溶液を2~8℃で一晩インキュベートします。沈殿したエキソソームを、10,000 x gで60分間の標準的な遠心分離により回収します。次いでペレットをPBSまたは同様のバッファーに再懸濁すれば、エキソソームを下流の解析またはアフィニティー法による次段階の精製で使用できるようになります。その後、トータルエキソソームRNAタンパク質単離キットを使用してトータルRNAとタンパク質を精製できます。インタクトなエキソソームを経路、機能、輸送などの生物学的研究に使用することもできます。エキソソームタンパク質の免疫沈降には、エキソソーム免疫沈降(タンパク質A)またはエキソソーム免疫沈降(タンパク質B)を使用してください。