Thermo Scientific MelonゲルIgGスピン調製キットは、Protein AおよびProtein Gを利用する従来の方法に代わる簡単で高速な方法で、ヒト、マウス、ウサギのIgGを血清などのソースから精製します。

MelonゲルIgG調製キットの特長：

•シンプルなワンステップのプロトコル — MelonゲルレジンによるIgG精製は、Protein AおよびProtein Gに必要な結合、洗浄、複数の溶出ステップを含まない
• 迅速な精製 — Protein AやGを使用する精製法より迅速（4～6倍）な血清からの抗体精製
• 高収率かつ高純度 — 多くの種の血清で、抗体の回収率は90％超、純度は80％超
• 最小限の希釈 — 保管または使用前の抗体濃縮の必要性を低減
• 広範囲の種やサブクラスに対応 — MelonゲルIgG精製キットは、Protein AやGには十分に結合しない抗体種や抗体サブクラスにも適合
• 穏やかな精製 — 厳しい抗体溶出条件がないため、IgG活性の維持が可能
• 再生可能な担体 — Melonゲルレジンは複数の抗体精製に使用可能

MelonゲルIgG精製キットは、血清やその他のサンプルタイプから抗体を精製できます。Melon Gel Resinは血清タンパク質を結合して除去するため、純粋なIgGを素通り画分に回収できます。厳しい溶出条件は必要ないため、精製手順は穏やかです。

Melonゲルレジンには、血清、腹水、培養上清に含まれるほとんどのタンパク質を保持する独自のリガンドが使用されており、IgGは担体を通過して素通り画分に回収されます。Melonゲルレジンは結合-遊離担体ではないため、抗体に対して非常に高速で穏やかに作用します。このため、純度と活性の高い抗体が得られます。

Melonゲルレジンはさまざまな種およびサブクラスの抗体に対応し、Protein AまたはProtein Gでは効率的に精製されない多くの抗体にも使用できます。この方法でIgGを単離する場合の回収率と純度は、結合-遊離担体（Protein A、Protein Gなど）を利用して同一サンプルから単離する場合と同等です。さらに、Melonゲルレジンで精製された抗体は、イムノアッセイや、後続のコンジュゲーション／修飾段階で使用できる状態で回収されます。強力な溶出バッファーを取り除くために、回収された抗体を中和または脱塩する必要はありません。

MelonゲルIgG精製では、従来の Protein AまたはProtein Gを利用する方法に比べて時間を節約でき、抗体の品質も落としません。Protein AまたはProtein Gを利用する抗体のアフィニティー精製に比べて、MelonゲルIgG精製は簡単で速く、幅広い抗体種に対して回収率と純度が高い精製が可能です。

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