Thermo Scientific DyLight 350アミン反応性色素は高性能のDyLight 350のNHSエステル活性化誘導体で、抗体や他のタンパク質の蛍光標識に使用します。標識した抗体やタンパク質は、細胞イメージングやその他の蛍光検出法の分子プローブとして使用できます。
DyLight 350はアミノメチルクマリン酢酸(AMCA)誘導体で、多くのアプリケーションでAlexa Fluor™ 350やAMCAよりも高い蛍光強度を発揮します。DyLight蛍光色素は水溶性が高いため、コンジュゲートが沈殿することなく、高い色素対タンパク質比を実現できます。DyLight 350アミノ反応性色素は、2種類のサイズの抗体標識キットの一部としても利用可能です。
DyLight 350 NHS Esterの特長:
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高性能—DyLight 350はAlexa Fluor 350やAMCAよりも明るい蛍光を発揮
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特異的—NHSエステル活性化色素は一級アミン(-NH2)部位でタンパク質や他の分子を標識
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最適された手順—標準的なプロトコルに従うだけで、最適な活性と蛍光標識を実現する色素:タンパク質比および回収率を有する抗体を取得可能
アプリケーション•免疫蛍光顕微鏡法、免疫組織化学(IHC)、ウェスタンブロッティング、ELISAアッセイ用の一次抗体の標識
• in vitroおよびin vivo蛍光検出法用の標的タンパク質の標識
DyLight 350アミン反応性色素は
N-ヒドロキシスクシンイミド(NHS)エステル部分により活性化され、露出したN末端α-アミノ基またはリジン残基のε-アミノ基と反応して安定したアミド結合を形成します。
NHSエステルの化学的性質の詳細をご確認ください。
一般的な標識反応では、最初にDyLight 350アミン反応性色素を無水ジメチルホルムアミド(DMF)または他の適切な有機溶媒に溶解してから、標識するタンパク質を含んだアミンフリーバッファーに特定のモル量の色素を加える必要があります。一方、DyLight蛍光色素は溶解性に優れているため、タンパク質溶液を特定量の標識試薬に直接加えることができます。DyLight 350アミノ反応性色素のこの特長により複数のフォーマットでの提供が可能で、柔軟なプロトコルも備えており、効率的な標識を実現します。
また、蛍光法で使用する抗体を迅速かつ高効率で蛍光標識するためのDyLight 350抗体標識キットを、標準およびマイクロスケールで提供しています。標準サイズのキットには、1 mgのIgGまたは同等量の他のタンパク質を使用して3回の標識反応を行えるだけの必要なすべてのコンポーネントが含まれます。マイクロスケールキットには、100 µgのIgGを使用して5回の標識反応を行えるだけの必要なすべてのコンポーネントが含まれますどちらのサイズのキットにも、アミノ反応性DyLight 350 NHS-esterの便利なシングルユースバイアルと、すぐに使用可能なコンジュゲートを調製するための精製レジンおよびスピンカラムが付属しています。
関連製品DyLight™ 350 Antibody Labeling KitDyLight™ 350 Microscale Antibody Labeling KitFor Research Use Only. Not for use in diagnostic procedures.