鮮明なクロマトグラム、感度の向上

ガス流量の電子制御や流路切換バルブによる、フローを他の検出器に切換えたり、廃液として不要なマトリックスを検出器に入れないようにすることができます。 移動相を気化させる温度を連続的に調整できるため (5 ～ 100°C)、半揮発性物質もベースラインノイズを最小化して成分に対する感度を向上させることが可能です。

Corona Veo RS 検出器の特徴:

• シンプルで直感的な操作性
• UHPLC/RSLC 対応
• パラレル検出 (MS など)の簡単な切換え機能
• システムから検出器を外さなくても、揮発性から不揮発性の移動相に変更可能
• 幅広い流量範囲 (0.01 ～ 2.0mL/min)
• 最大 200Hz でのデータ採取により、幅の狭いピーク検出が可能

ユニバーサル検出、一貫した応答性

現在入手可能な他のどんな検出器も、荷電化粒子検出器の多様なパフォーマンスに匹敵するものはありません。 Corona Veoは糖、炭水化物、ポリマー、界面活性剤、および賦形剤の分析に使用できます。 荷電化粒子検出器では、医薬品の QC において原薬（API） とその対イオンの同時定量が可能です。また、屈折率 (RI) 検出器や蒸発光散乱検出器 (ELSD) よりも幅広いダイナミックレンジが得られます。
一貫した応答性は化学構造に依存しないため、あらゆる既知の標準に照らして濃度を測定できます。

用途

荷電化粒子検出は大きな分子量のものから小さな分子量の物質、生体高分子、添加剤、サプリメント、特殊化学薬品、およびポリマーの分析に使用できます。 賦形剤や製剤のキャラクタリゼーション、強制劣化試験、不純物の試験、クリーニングバリデーション、最終製品の品質評価などに優れています。 Corona Veoファミリーは、分析研究開発に適した柔軟性とパフォーマンス、および製造 QC/QA に必要な簡易性と再現性を備えています。