POROS™ 50 ミクロン樹脂は、大規模な下流バイオプロセスなどの低圧アプリケーションに使用できます。POROS HQ は、生体分子の分離および精製用に設計された大容量の Perfusion Chromatography™ 樹脂を生成する四級化ポリエチレンイミン官能基をベースをしています。

POROS Perfusion Chromatography 樹脂
分析からプロセススケールの分離に対応する高性能クロマトグラフィー樹脂です。
•生産性の向上—Perfusion Chromatography による高生産性と高い動的容量
• 化学的安定性—強力な洗浄と消毒が可能
• 生体高分子へのアクセス強化—500～10,000 Åの範囲の大細孔により実現
• ポリスチレンジビニルベンゼン粒子—堅牢で簡単に梱包可能なマトリックスを生成
• より短期間でより優れた分離法を開発—Perfusion Chromatography 技術のスピードにより、数週間の実験を数時間の作業に短縮されるため、分離のすべての変数を調べるために十分な時間をかけることが可能

時間のかかるサンプル調製を短縮
多くのサンプル調製ステップを高速な Perfusion Chromatography 技術に置き換えることが可能です。たとえば、大量の物質の透析は、希釈サンプルの高流量処理に置き換えることができます。少量の新しいバッファーで溶出することで、バッファーの交換と濃縮の両方が実施されます。

より効率的な分析のための新しいアッセイの作成
Perfusion Chromatography 技術は、標準的な分離モードに限定されません。酵素および親和性リガンドは、POROS 培地上で固定化できます。迅速オンカラムタンパク質消化と迅速オンカラム免疫測定法およびクロマトグラフィー分離を組み合わせることで、無限の可能性を持つまったく新しいアッセイを作成できます。

大容量、高解像度、高速
従来のクロマトグラフィー媒体とは異なり、POROS Perfusion Chromatography 樹脂粒子は、2 種類の細孔クラスを持つように設計されています。大きな“スルー細孔”により、粒子自体を介して対流が発生することが可能となり、サンプル分子が内部の小さな“拡散”細孔にすばやく運ばれます。拡散が発生する必要のある距離を短縮することで、サンプル分子が内部結合部位と相互作用するために必要な時間も短縮されます。拡散はもはや制限されず、解像度や容量を損なわずに、流量を劇的に増加—させることが可能です。従来の樹脂の 50～360 cm/hr と比較して、1,000～5,000 cm/hr での分離を実現できます。