Thermo Scientific Pierce NHS-Activated Magnetic Beadsは、混合して実行するだけのシンプルなフォーマットでアミンベースのタンパク質共役結合を可能にします。これはカスタムアフィニティー精製実験に使用できます。

NHS-Activated Magnetic Beadsの特徴：

•高結合能—他のサプライヤーのNHS活性化磁気ビーズの4倍以上の結合能
• 使用が容易—シンプルなワンステップ反応で固定化、ハンズオン時間は最小限
• 安全—有害な化学物質（シアノ水素化ホウ素ナトリウムや臭化シアンなど）は不要
• リガンド適合性—ほぼすべての1級アミン含有化合物またはアフィニティーリガンドによる固定化に使用可能
• 低い非特異的結合—ビーズ表面はブロック済みで、未反応のNHS-エステル基は完全に抑制
• プロトコル適合性—タンパク質のビーズへの結合やダウンストリームアプリケーションは、手動でも自動（Thermo Scientific KingFisherの装置など）でも実行可能

活性化された磁気ビーズは、安定したアミド結合を形成する1級アミンと反応するN-ヒドロキシスクシンイミド(NHS)官能基を含有しています。いったん共有結合すると、固定されたタンパク質はビーズ表面からの漏出に対する高い耐性を有します。未反応のNHS-エステル基は結合手順中に完全にブロックされるため、調製済みビーズを実験で使用する場合、非特異的結合はほとんどありません。マグネットスタンドを使用して手動で、またはThermo Scientific KingFisher装置などの自動化プラットフォームを使用して結合および処理できます。

アプリケーション：
• 組換えタンパク質精製用のリガンドの固定化
• 溶出物を抗体で汚染することなく、免疫沈降および共免疫沈降用の抗体を固定化
• 腹水、血清、および細胞培養上清から抗体サブタイプをアフィニティー精製するための二次抗体の固定化

Pierce NHS-Activated Magnetic Beadsは、あらゆる目的タンパク質を磁気ビーズの表面に結合させる便利な方法を提供します。このプロセスには、有害な化学物質や時間のかかる反応スキームは必要ありません。まずビーズをpH 7～9のアミン非含有バッファーでタンパク質と1～2時間インキュベーションし、NHS-エステル化学を介して共有結合させます。その後ビーズを洗浄し、残りの活性NHSエステル基を抑制します。アミン反応とそれに続く抑制は3～4時間で完了します。結合したタンパク質はビーズ表面から漏出しません。さらに、ビーズの非特異的結合は、効果的な抑制と、塩基粒子の表面をコートする独自のブロッキング剤により非常に低く抑制されます。結合後、調製した磁気ビーズは通常アフィニティー精製手順で使用されます。