Thermo Scientific Pierceペプチド脱塩スピンカラムは、酵素消化後のペプチドサンプルの脱塩を効率的に行える、すぐに使用可能な遠心スピンカラムです。各カラムに含まれるポリマーベースの疎水性レジンは、質量分析やその他のメソッド用の調製において、ペプチドサンプルの優れた結合および回収特性を提供します。

Pierceペプチド脱塩スピンカラムの特長：
•MS効率を低下するコンタミ成分を除去 — シグナル抑制を大幅に抑え、質量分析における感度を向上させます
• 高い結合キャパシティー—特殊な疎水性ポリマーベースレジンにより、5 µgのペプチドから最大5 mgの天然およびTMT標識ペプチドまで、優れた回収率を実現します
• 使いやすい — レジンは、多くの一般的な2 mL チューブに適合するシングルユーススピンカラムフォーマットで提供されています
• 適合性 — レジンは、TMT標識ペプチドなどのさまざまな複雑なサンプルで検証済みで、極端なpH条件下でも安定しています

Pierceペプチド脱塩スピンカラムを使用すると、便利で再現性のある方法により、質量分析の前にペプチドサンプルから脱塩および汚染物質を除去できます。各スピンカラムは、5 µg～5 mgの天然およびTMT標識ペプチドを結合できます。スピンカラムフォーマットのため、約30分で複数のサンプル（各10～300 µL）を並行処理できます。

質量分析は、生体化合物の研究に不可欠です。しかし、サンプル調製の過程で使用されるバッファーや試薬の多くは質量分析の妨げとなり、スペクトルの質の低下や感度の低下を招きます。Pierceペプチド脱塩スピンカラムは、サンプルロスを最小限に抑えながら多くの疎水性サンプル汚染物質を除去するように設計されているため、質量分析による消化タンパク質サンプルの高感度かつ包括的な分析が可能です。