Thermo Scientific Sodium Deoxycholateは、タンパク質相互作用の破壊と分離に特に有用なイオン性界面活性剤です。

デオキシコール酸ナトリウムの特長：

•多くのラボ用途に使える一般的な陰イオン性胆汁酸界面活性剤
• 多種のタンパク質間相互作用を効果的に破壊および分離
• 透析により溶液から除去可能
• 特定の種類のアフィニティーカラムの溶出または再生に有用
• 低UV吸収性の高純度化合物

Sodium Deoxycholateの特性：
• 別名：デオキシコール酸塩ナトリウム；デオキシコール酸、ナトリウム塩
• 化学名：3, 12-α-Dihydroxy-5β-cholan-24-oic acid、モノナトリウム塩
• 分子量：414.6g
• 界面活性剤分類：イオン性（陰イオン性）
• 凝集数：5（平均）
• ミセル分子量：2,000 g（平均）
• 臨界ミセル濃度（CMC）：2～6 mM（0.083～0.249%、w/v）
• 雲り点：不明
• 透析：可能

デオキシコール酸ナトリウムの仕様（製品番号89904、89905）：
• 化学式：C₂₄H₃₉O₄Na
• 分子量：414.6g
• 純度（HPLCで測定）：≥98%
• 吸光度（1%界面活性剤溶液）：340 nmで<0.02、280 nmで<0.04、260 nmで<0.06
• pH（1%溶液）：5～9
• 溶解度（20℃の水中）：≥5%

デオキシコール酸ナトリウム（デオキシコール酸）は、タンパク質研究手法で一般的に使用される水溶性の胆汁酸非イオン性界面活性剤です。細胞溶解バッファー（例えばRIPAバッファー）の成分としてもっとも頻繁に利用されていますが、リポソーム調製、膜タンパク質や脂質の分離、アフィニティークロマトグラフィーにおける非特異的結合の防止、および細胞培養培地サプリメントにも使用されます。

どのようなアプリケーションでも、界面活性剤の効果はその濃度により異なります。界面活性剤が多すぎる、または少なすぎると、多くの場合、有害な影響を及ぼします。実行するアプリケーションで、界面活性剤のさまざまな濃度を評価することが推奨されます。2 mM超の濃度では、コール酸が分子量2,000ほどのミセルを形成します。このような小さなミセルは、必要に応じて透析またはゲルろ過によって簡単に除去できます。注：タンパク質溶液から界面活性剤を除去すると、タンパク質の沈殿や凝集が発生する可能性があります。

デオキシコール酸ナトリウムは、固定化ポリミキシンBカラムからエンドトキシン（リポ多糖またはLPS）の除去に推奨される界面活性剤です。この製品は、Thermo Scientific Detoxi-Gel Endotoxin Removing Gelとの併用に推奨されます。

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