ARES™ Alexa Fluor™ DNA標識キットは、当社のAlexa Fluor™色素でDNAを標識するための多用途な2ステップの方法を提供します。最初のステップでは、従来の酵素標識法を用いてアミン修飾ヌクレオチドをDNAに組み込みます。2番目のステップでは、特許取得済みのアミン反応性Alexa Fluor™ 647色素を使用して、アミン修飾DNAを化学的に標識します。標識プローブは、蛍光in situハイブリダイゼーション（FISH）およびマイクロアレイ法に使用できます。ARES™ Alexa Fluor™ DNA標識キットは、5種類の蛍光色で提供され、各キットは1～5 µgのDNAの標識反応5～10回分に十分な試薬を提供します。

ARES™ Alexa Fluor™標識キットの仕様：
• 色素（Ex/Em）：Alexa Fluor™ 647（650/670 nm）
• 標識ヌクレオチドの酵素的組み込み法よりも均一で一貫性のある標識を実現
• 通常、12～20塩基ごとに1つの色素を生成
• FISHおよびマイクロアレイに最適

ARES™標識キットでより均一な標識化
ARES™ Alexa Fluor™標識キットは、2ステップの標識技術、すなわちアミン修飾ヌクレオチド（アミノアリルdUTP）を酵素的に組み込むためのニックトランスレーションと、それに続くAlexa Fluor™色素による化学的標識を採用しています。この方法は、従来の標識ヌクレオチドの酵素的組み込みでは得ることが困難な標識の均一性と一貫性を実現します。
この2ステップの標識技術は、FISH Tag™DNAおよびFISH Tag™ RNAキットでも提供されています。これらのキットは、プローブ合成、標識化、精製用のすべての試薬と蛍光顕微鏡法でのシグナル保護に役立つ退色防止剤を含む、FISHアプリケーションのための完全なワークフローソリューションを提供します。

核酸標識のその他のオプション
核酸標識のさまざまなオプション（DNAおよびRNA FISHを含む）については、Molecular Probes™ハンドブックのオリゴヌクレオチドと核酸の標識化—セクション8.2を参照してください。

研究用途にのみ使用できます。ヒトまたは動物の治療もしくは診断用には使用できません。