Oncomine™ Immune Response Research Assayは、Ion Torrent™ 次世代シークエンシング(NGS)プラットフォーム用にデザインされた標的遺伝子発現アッセイです。このがん遺伝子発現アッセイは、腫瘍微小環境の解析のためにデザインされており、レトロスペクティブまたはプロスペクティブな臨床研究コホートにおける、免疫療法の機構研究および予測バイオマーカーの同定が可能です。アッセイは腫瘍免疫相互作用に関与する遺伝子の発現を測定するために最適化されています。それには炎症性シグナル伝達に関与する低発現遺伝子も含まれます。
このアッセイにはマニュアルでライブラリー構築するための試薬と、マルチプレックスPCRの実行に用いられる単一のプライマープールが含まれており、ホルマリン固定パラフィン包埋(FFPE)サンプルからアンプリコンライブラリーを調製します。このアッセイは異なる白血球サブセット、抗原提示、チェックポイント経路、および腫瘍進行に関与するマーカーの発現を定量的に評価することができます。この400遺伝子アッセイはユーザーフレンドリーなインフォマティクスワークフローでサポートされており、FFPEサンプルから低発現遺伝子解析を行うための高い感度を示しています。Oncomine Immune Response Research Assayは Ion AmpliSeq™技術を活用し、わずか10ngのトータルRNAから結果をもたらし、難しいFFPEサンプルにおいて優れた性能を発揮します。
アッセイワークフロー Oncomine Immune Response Research Assayのマニュアルワークフローは Ion S5™および Ion PGM™ シークエンシングシステムを用いた多数検体の同時処理が可能です。サンプル抽出から結果を得るまでの全ワークフローは48時間未満で完了します。注:自動化対応アッセイ(カタログ番号No. A32928)が Ion Chef™ Systemを用いた自動モードでのIon AmpliSeqライブラリーの調製に使用できます。
• Oncomine Immune Response Research Oligos, store at -5 to -30°C • Ion AmpliSeq Library Kit 2.0, store at -5 to -30°C • 1 tube Low TE Buffer, store at room temperature