Ion Torrent Oncomine Myeloid Research Assay は、3 プールの AmpliSeq オリゴヌクレオチドプライマーセットと、Ion Torrent プラットフォームによる次世代シーケンシング（NGS）用アンプリコンライブラリ調製のための関連試薬から構成されています。本アッセイは、骨髄性疾患に関連するDNA変異や融合遺伝子を、1 ランの NGS 解析で高感度かつ網羅的に検出できるようにデザインされています。このパネルは、主要な骨髄性疾患である、急性骨髄性白血病（AML）、骨髄異形成症候群（MDS）、骨髄増殖性腫瘍（MPN）、慢性骨髄性白血病（CML）、慢性骨髄単球性白血病（CMML）、若年性骨髄単球性白血病（JMML）において鍵となる 40 種類の関連遺伝子と多様なドライバー融合遺伝子 29 種類で構成され、上記ターゲットのほとんどをカバーしています。

このアッセイバージョンは、Ion Torrent Chef 自動ライブラリ調製用です。マニュアルでのライブラリ調製は、製品番号 A32840を参照してください。

特長：
• 1 ランの NGS 解析で、変異および融合遺伝子を 2 つの DNA プールと 1 つの RNA プールで網羅的に解析できる、シンプルなワークフロー
• CEBPA や FLT3-ITDs のような難しいターゲットでも優れたカバレージで解析可能
• Ion 318 Chip により 4 サンプル、または Ion 530 Chip により 12 サンプルまで同時解析可能
• 血液または骨髄由来の 10 ng／プールのインプット DNA または RNA で解析可能
• アレル頻度 5％ の体細胞変異を検出可能
• 簡便迅速なワークフローにより約 3.5 時間で目的ライブラリを調製
• Ion PGM およびIon S5システムにおいて、マニュアルおよび自動ライブラリ調製法の両方で使用可能
• 変異のアノテーションに Oncomine Knowledgebase Reporter を使用可能

Oncomine Myeloid Research Assay は、骨髄がんの研究をサポートできる、網羅的なターゲット NGS アッセイです。本アッセイは、血液または骨髄サンプル由来の 10 ng／プールのインプット DNA または RNA から複数のターゲット遺伝子を容易に解析できるキットです。このマルチプレックス NGS アッセイには、Ion AmpliSeq 技術を駆使することで、一度に複数のサンプルから結果を得ることができます。Ion PGM または Ion S5 システム用にデザインされ、数週間ではなく、数日で結果を得ることができます。本アッセイは、SNV、InDel、そしてFLT3 遺伝子内部タンデム重複（ITD）の検出のための最適な変異解析パラメーターを用いた、Torrent Suite および Ion Reporter 解析ソフトウェアによるバイオインフォマティクスワークフローに連結されています。変異解析は Oncomine Knowledgebase Reporter によってアノテーションでき、サンプルごとに報告されます。サンプルは迅速簡便に処理でき、変異は高い信頼性で検出、同定されます。