POROS Oligo (dT)25 Affinity Resinは、in vitro転写(IVT)製造プロセスでのmRNAの精製、単離用に設計されています。
この樹脂は、mRNAを酵素やプラスミドDNAなどの転写反応過程の構成要素から効果的に分離することができます。
POROS Oligo (dT)25 Affinity Resinは、ワクチンや遺伝子治療に活用されるさまざまなmRNA構築の大規模なダウンストリーム精製に要求される選択性と容量に対応するために開発されました。他の手法と異なり、塩と水による簡単な精製で、ポリアデニル化(polyA)テールを介してmRNAを選択的に捕捉します。
POROS Oligo (dT)25 Affinity Resinの特長は以下の通りです。
•IVT反応液からmRNAを容易に精製し、プラスミドDNAやその他のIVT成分を効果的に除去
•簡素化されたワークフローにより、効率を最大化し、後工程の複雑さを軽減します。
• 優れたスケーラビリティー
•動物由来成分不含
POROS Oligo (dT)25 Affinity Resinは、多様なmRNA分子やアプリケーションに対応した堅牢なプラットフォームと効率的な精製プロセスを実現します。
1 L以上のバルクサイズには、規制対応パッケージが付属しています。また、ワールドワイドなテクニカルサポートも提供しています。
主な特長
マトリックス:架橋ポリ(スチレン-ジビニルベンゼン)POROSビーズ
平均粒子径:50 µm
リガンド:poly(dT) 25mer独自リンカー付き
結合容量:樹脂1 mLあたり > 2 mgのmRNA
結合条件:0.5~1 M 塩、共通バッファー、中性pH
溶出条件:低塩、一般的なバッファー、中性pH
最大圧力:100 bar (1,450 psi、10 MPa)
熱安定性: 必要に応じて65℃での試料変性が可能
保管時バッファー:18% (v/v)エタノール
Oligo(dT)リガンドは、動物由来成分を含まない合成製法で製造されています。
研究用途にのみご使用ください。診断目的には使用できません。