カンピロバクターは、らせん状のグラム陰性微好気性細菌で、生乳、未処理水、不適切に処理された食品、加熱が不十分な肉、鶏肉、貝類に存在している場合があります。ヒトがこれらの細菌を摂取すると、一過性の無症候性コロニー形成から重症赤痢まで、幅広い臨床的疾患を引き起こします。カンピロバクター腸炎の症状として、下痢、腹痛、吐き気、発熱、頭痛、筋肉痛などが挙げられます。

カンピロバクター血液フリー選択寒天基礎培地を使用して、カンピロバクター種を単離できます。

• 選択性：この培地にはセフォペラゾンおよびアムフォテリシン B などが選択剤として含まれているため、カンピロバクターに選択的です。
• 非臨床サンプルのカンピロバクター菌種をエクセターブロスで増殖後に単離するのに適しています³。
• 食品からカンピロバクターを単離する検証済みの方法として、英国農漁食糧省が推奨しています⁴。

カンピロバクターのコロニー形態は、種レベルの同定ガイドラインとして使用できます。カンピロバクタージェジュニ株は、灰色で湿り気があり、平面状に広がるコロニーを形成します。一部の株は、緑色、または乾燥した状態に見え、金属のような光沢があったりなかったりします。カンピロバクターコリ株はクリーム色のような灰色で湿り気があり、わずかな盛り上がりを伴い、多くの場合はコロニーが離散しています。

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