Thermo Scientific™ Dry-Bags™ Tryptone Soya Broth (TSB) の使用により、微生物学検査での大量の培地および希釈液の調製に要する時間を短縮することが可能です。 軽量の透明プラスチックバッグに充填されている培地は放射線滅菌されており、水を添加するだけで、使用可能な培地が完成します。 各バッグで 20L の培地を作成でき、培地は排出チューブから分注できます。
Tryptone Soya Broth (TSB) は、一般的なラボでの使用を前提とした、豊栄養の多目的培地です。 本培地にはトリプトンと大豆ペプトンが含まれているため、血清などを加えなくとも難培養微生物の良好な発育を促します。TSB は、さまざまな国際薬局方の各種処方に準拠しています。 Tryptone Soya Brothは、微生物学で基礎培地として使用され、さまざまな選択サプリメントを追加することで、黄色ブドウ球菌および大腸菌 O157 の選択増菌を可能にします。
利便性
- 迅速で容易な調製が可能。付属のフィルターで滅菌される水を各ドライバッグに注入するだけで、数分で使用可能な培地が完成します。 無菌条件下では、滅菌済みの水を追加することも可能です。
費用対効果
- 軽量のため輸送が容易。培地の重量の計測や滅菌が不要のため、培地調製を担当する部署や機器への負担が軽減されます。
安全
- 培地の作製のためにガラス機器の準備や培地の重量を計測する必要がなく、サプリメントの追加も不要です。空のバッグは、通常のラボ廃棄物と同様に廃棄できます。
保証された品質
- 各バッチ毎に品質保証されているため、品質管理検査の負担が軽減されます。
ワークフロー
- ドライバッグは、ラボのワークフローに容易に適合できます。
使いやすさ
- ドライバッグは充てん作業や分注作業が容易で、最小限のトレーニングで使用が可能となります。
収納スペースの節約
- ドライバッグは 5 個または 10 個単位で平箱に包装されており、他の調製済み培地より収納スペースが少なくてすみ、必要に応じて追加できます。
調整済みのドライバッグ培地は室温で 3 日間保管できます (遮光保管)。また、利便性を重視したフィルター付きのタイプと、低価格オプションとしてのフィルターなしのタイプがあります。 フィルターなしのドライバッグ用には、高圧蒸気滅菌対応の再利用可能フィルターも用意されています (製品番号:DB0200A)。 さらに利便性を求める場合は、ドライバッグの充填には Thermo Scientific Peristaltic Pump (製品番号:DB2000A または DB3000A) をを使用することを推奨いたします。
国や地域によっては、取扱のない製品もあります。 お気軽にお問い合わせください。
Remel™ および Oxoid™ 製品は現在、Thermo Scientific ブランドの一部となっています。一連の手動、半自動、完全自動の試験製品と、培地および試験キットを組み合わせることで、包括的なソリューションを提供します。これにより、検査室の高品質の検査結果の取得に貢献いたします。