EdU（5-エチニル-2’-デオキシウリジン）は、BrdU（5-ブロモ-2’-デオキシウリジン）の代替物質として使用可能であり、クリックケミストリーを使用して細胞周期のde novo DNA合成またはS相合成を直接測定できます。クリックケミストリーとは、アジドとアルキルインを共有結合する方法です。EdUの検出には、銅（I）触媒によるアジド修飾蛍光色素とのクリック反応により、安定したトリアゾール環を形成させる方法を採用しています。クリック検出試薬のサイズが小さいため、DNAにアクセスするための厳しい変性ステップは必要ありません。このステップを排除することにより、より再現性の高い結果が得られ、よりシンプルで迅速なプロトコルおよび測定が可能になります。この場合、リン酸化ヒストンH3、Ki-67、サイクリンB1などの関連する抗体ベースのターゲットと簡単にマルチプレックス化できるほか、フローサイトメトリー、蛍光顕微鏡、マイクロプレート（HTS）、ハイスループットイメージング（HCS）によるBrdUによるデュアルパルス実験も実施可能です。

研究用途にのみ使用できます。ヒトまたは動物の治療もしくは診断用には使用できません。