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追加情報はこちら:Thermo Scientific™ Glacios™ 2クライオ透過型電子顕微鏡(クライオTEM)
Thermo Scientific™ Glacios™ 2クライオ透過型電子顕微鏡(クライオTEM)は、高分解能でハイスループットな高分子構造決定に適した包括的なソリューションを提供します。200 kVのXFEG光学系、業界トップレベルのオートリーダー(クライオ試料操作ロボット)を搭載し、Krios G4クライオTEMと同様の革新的な自動化による高い操作性が特長です。GlaciosクライオTEMは、こうしたすべての特長が省スペースの装置にまとめられているため、設置が容易です。接続性を考慮した設計により、サンプル作製および最適化から、画像取得およびデータ処理まで、ワークフロー全体を通して堅牢で試料汚染のない経路を保証します。Glacios 2クライオTEMは、単粒子解析、クライオ電子線トモグラフィー(クライオET)、マイクロ電子回折(MicroED)に最適です。
代表的な特長
高分解能構造決定
Glacios 2クライオTEMでは、近原子分解能が得られます。改良されたハードウェアと、環境への影響を最小化するよう考慮された新型エンクロージャにより、Glacios 2クライオTEMの情報限界は2.1 Åに達しています。同様に、氷の成長による伝送損失は24時間で2%にまで減少しており、より少ない作業でより高分解能の画像を取得できます。Glacios 2クライオTEMとThermo Scientific Selectris Xイメージングフィルターを組み合わせると、更なる速度と分解能の向上が可能です。
自動化による操作性の向上
Smart EPUソフトウェアによるセットアップと処理の迅速化と簡略化は、顕微鏡法のエキスパートから初心者に対してメリットをもたらします。鏡筒のアラインメントなど、複数の重要なセットアップ手順が自動化されており、可能な場合はシステムステータスの修復にも対応しています。加えて、ソフトウェアと各種のオプションアドオンを活用することで、ユーザーは顕微鏡の操作時間を最大限に活用して、最良の結果を得ることができます。
最高レベルのスループット
EPUは、Thermo FisherのクライオTEMでの自動スクリーニングおよび大規模データセット取得を行うための純正ソフトウェアパッケージです。EPUによりオートローダーを完全に制御することにより、カセット内の全グリッドのバッチスクリーニングを実行できます。グリッドアトラス画像作成後、クライオグリッドの氷の品質(有無、厚さ)を自動的に分類し、グリッド内の撮影箇所の選択をサポートします。
ワークフローの接続性
Glacios 2クライオTEMは、単粒子解析、MicroED、クライオETなどのワークフローとのシームレスな適合が可能です。オートローダーカプセルおよびカセットシステムにより、Glacios、Talos Arcita、KriosなどのクライオTEM、更にAquilos、ArctisなどのクライオFIB間の堅牢で汚染のない試料転送を保証します。個々の小さなグリッドをそれぞれ操作する必要はありません。
省スペース
Glacios 2クライオTEMのハードウェアは特別に設計されており、他の200 kV顕微鏡よりも要求されるフットプリントが小さく、アクセスも簡単です。