Vybrant™ DyeCycle™ オレンジ染色剤は、488 nm または 532 nmレーザーラインでの細胞周期解析に使用できる細胞透過性DNA色素です。

•正確—生細胞における正確な細胞周期分析

• 安全—細胞選別および追加の生細胞実験における低い細胞毒性

• シンプルで堅牢な染色プロトコル

詳しくは フローサイトメトリーにおける固定細胞および生細胞の細胞周期分析に関連するすべての製品の選択ガイドをご覧ください。

正確

細胞周期解析を成功させるには、DNA選択性のある色素が必要であり、蛍光のばらつきを最小限に抑える均一なパターンで細胞を染色できます。Vybrant™ DyeCycle™ オレンジ染色剤は、生細胞内のDNA量分析に最適なツールです。染色剤は細胞透過性があり、二本鎖DNAを結合した後、DNA質量に比例して蛍光シグナルを放出します（図を参照）。

低い細胞毒性

Vybrant™ DyeCycle™ オレンジ染色剤は、高濃度を必要とする染色剤や、細胞に有毒な化学構造を有する染色剤とは異なり、細胞毒性が比較的低いため、細胞周期の段階に基づいて選別することができます。

シンプルで堅牢な染色プロトコル

細胞解析では、1 × 10⁶ cells/mLの濃度で培地全体に浮遊した細胞1 mLを含むフローサイトメトリーチューブを調製するだけです。各チューブに 2 µLのVybrant™ DyeCycle™ オレンジ染色剤を加えます。最終染色濃度は10 µMです。遮光下で、37℃で30分間インキュベートします。488 nm励起およびオレンジ色発光を使ったフローサイトメーターでサンプルを分析します。