Thermo Scientific Pierce PDPHは、短いピリジルジチオール基-ヒドラジド基間架橋剤で、スルフヒドリル基（システイン基）をカルボニル基（糖タンパク質の糖鎖の酸化によって形成されるアルデヒドやケトンなど）に結合させます。

PDPHの特徴：

•反応基：ピリジルジスルフィドとヒドラジド
• 以下と反応：スルフヒドリル基およびカルボニル（アルデヒド）基
•ジスルフィド結合スペーサーアーム（切断可能）を持つ短い（9.2A）スルフヒドリル基-アルデヒド基間架橋剤
•ピリジルジチオール基、ジスルフィド結合を介してスルフヒドリル基に結合。DTT、TCEP、またはその他の還元剤で切断可能
•ヒドラジド基を糖タンパク質や糖質の酸化糖にコンジュゲート
•メタ過ヨウ酸ナトリウムを使用してグリコシル化物（シアル酸など）を酸化して反応性アルデヒド基にする
• EDCと併用してヒドラジド基の一級アミンをカルボキシル基に結合

製品リファレンス：
架橋剤アプリケーションガイド - この製品に関する最近の文献情報を検索