Invitrogen DyLight抗体標識キットは、異なるDyLight蛍光色素に共有結合した蛍光抗体の作成を可能にします。蛍光標識抗体は、免疫蛍光顕微鏡、IHC、ウェスタンブロッティング、ELISA、フローサイトメトリー、またはin vitroおよびin vivo蛍光検出法などのさまざまなラボラトリー用途に使用可能です。

DyLight抗体標識キットには、高性能DyLight色素のNHSエステル活性化誘導体が含まれているため、細胞イメージングやその他の蛍光検出法で抗体や他のタンパク質の蛍光標識が可能です。DyLight色素はアミン反応性の色素であり、N-ヒドロキシスクシンイミド（NHS）エステル部分で活性化され、露出したN末端α-アミノ基またはリジン残基の-εアミノ基と反応して安定したアミド結合を形成します。

DyLight抗体標識キットには、1mgのIgGまたは同等の量の他のタンパク質を使用して3回の標識反応を行うためのコンポーネントがすべて含まれています。

DyLight色素は、多くのアプリケーションでCyDye色素やLI-COR™色素よりも高い蛍光強度と光安定性を示し、広範囲のpH（pH 4～9）で高値の蛍光を維持します。さらに、DyLight蛍光色素は水溶性であるため、コンジュゲートが沈殿することなく高い色素／タンパク質比率を実現できます。このほか、これらの蛍光色素の高い溶解性により、タンパク質溶液を特定量の標識試薬に直接添加できます。

DyLight抗体標識キットのその他の利点：
· 高性能—蛍光強度の高い広範囲のpHを確保します
· マルチカラー—10種類の色素を可視域から赤外域までスペクトル全体に展開します
·特異性—NHSエステル活性化色素により、タンパク質や他の分子を第1級アミン（-NH₂）に標識します
· 最適化した手順—標準プロトコルに従うことで優れた色素の抗体を得られます：最適な活性および蛍光標識を得るためのタンパク質比および回収率

当社では、蛍光法に使用する抗体を迅速かつ効率的に蛍光標識するためのDyLightマイクロスケール抗体標識キットもご用意しています。DyLightマイクロスケール抗体標識キットには、100 µgのIgGまたは同等量の他のタンパク質を使用して5回の標識反応を行えるだけの必要なすべてのコンポーネントが含まれます。標準およびマイクロスケールのキットサイズには、便利なシングルユース用バイアルに含まれるアミン反応性DyLight蛍光色素分子のほか、すぐに使用可能なコンジュゲート調製用の精製レジンおよびスピンカラムが含まれます。