Thermo ScientificリボヌクレアーゼI（RNase I）は、ヌクレオシド2'、3'-サイクリックモノホスフェート中間体経由で、一本鎖RNAをヌクレオシド3'-モノホスフェートに加水分解するエンドリボヌクレアーゼです。

酵素は活性のための金属イオンを必要としません。

特長

• さまざまな反応条件で安定し、活性化します
• 100℃の条件で、30分間で熱不活化できます

アプリケーション

• DNA溶液からのRNAの除去
• 組換えタンパク質調製物からのRNAの除去
• リボヌクレアーゼプロテクションアッセイ

注記

哺乳類リボヌクレアーゼ阻害剤は、RNase Iに影響しません。RNase IはDNAに結合しますが、分解しません。RNase Iアミノ酸配列は、RNase T2ファミリーで一般的です。非イオン性界面活性剤（Triton X-100など）はRNase Iを阻害せず、活性をわずかに刺激して熱不活性化に対して安定化させる場合があります。Triton X-100またはBSA（0.1 mg/mL）を希釈溶液で使用すると、RNase Iがガラス管に付着するのを防ぐ場合があります。ポリアミンはRNase Iの活性を刺激します。