そばアレルギー

そばアレルギー

アナフィラキシーを引き起こし、重篤化することが知られています。乳児期発症の卵、牛乳、小麦にくらべると治りにくく、生涯にわたって除去が必要となる人もいます。

そばそのものを食べるだけでなく、そばをゆでた後の鍋でゆでられたうどんを食べることで症状がでたり、ゆでる蒸気が気道に入るだけで反応が起こる人もいます。また、調理中の粉を吸い込んだことで発症した例もあります1)

そばを含む可能性のある食品の例
  • 菓子 (そばボーロ、クレープ、かりんとう、まんじゅうなど)
  • そば茶
  • こしょう
そばの職業アレルギー

そば店や製麺所で働く人やその家族が、日常的にそば粉を吸い込むことで、そばアレルギーを発症することもあります。

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1) 海老澤元宏監修.食物アレルギーのすべてがわかる本.講談社.2016;84.

監修医の紹介

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独立行政法人国立病院機構 相模原病院
臨床研究センター センター長
海老澤元宏先生

1985年東京慈恵医科大学医学部卒業。国立小児病院医療研究センターレジデント、米国ジョンズ・ホプキンス大学臨床免疫学教室留学を経て、2000年より国立病院機構相模原病院小児科医長、2001年同臨床研究センター病態総合研究部長。現在は、国立病院機構相模原病院臨床研究センターでセンター長を務める傍ら、一般社団法人日本アレルギー学会理事長、日本小児アレルギー学会副理事長、Asia Pacific Association of Pediatric Allergy, Respirology & Immunology (APAPARI) 理事長も務めている。厚生労働省のアレルギー疾患対策推進協議会や消費者庁食物アレルギー表示に関するアドバイザー会議では座長を務める。食物アレルギー分野の第一人者。

2023年10月時点