Qubit™ RNA IQ Assay Kits

Qubit RNA IQ Assay KitおよびQubit RNA IQ標準を使用すると、RNA分解情報を迅速かつ簡単に判定できます。RNAの完全性と品質（IQ）に関する情報は、アッセイキットの2種類の独自の色素を使用して評価されます：1つは大規模および／または高度に構造化されたRNAに結合する色素、もう1つは分解された小型RNAに選択的に結合する色素です。これらの色素を組み合わせることで、RNAサンプルの品質と完全性を迅速に評価できます。結果はRNA IQ番号として示され、サンプル中の大型および小型RNAの計算割合として示されます。

Qubit RNA IQ Assay Kit
Qubit RNA Integrity and Quality（IQ）アッセイキットは、Qubit 4またはQubit Flex蛍光光度計を使用してRNAサンプルが分解されているかどうかを迅速かつ簡単にチェックする方法を提供します。RNA IQアッセイでは、2種類の独自の色素を使用します。1つは大型かつインタクト、および／または高度に構造化されたRNA（mRNA、tRNA、rRNA）に結合し、もう一方は小型RNAおよび／または分解されたRNAに選択的に結合します。これらを組み合わせることで、RNAサンプルの品質と完全性を迅速に評価できます。

使用に際しては、RNA IQ標準溶液にサンプルを追加した後、Qubit 4またはQubit Flex蛍光光度計でシグナルを測定します。測定結果は、RNAサンプルの完全性と品質を示すRNA IQ番号（RNA IQ#）として示されます。結果は、サンプル中の大型および小型RNAの計算割合としても記録されます。RNA IQ#の値は1～10であり、他のRNA品質スコアと同様です。この値が小さい場合はサンプルが主に小型RNAで構成されていることを示し、大きい場合は主に大型RNAまたは3次構造を持つRNAで構成されていることを示します。

Qubit RNA IQ Assay Kitのその他の特長
• 5SおよびtRNA 3次構造は大型RNA色素と結合します
• 塩、タンパク質、溶媒、およびRNA安定化試薬の存在下でも正確に測定できます
•シグナルは1時間安定します


電気泳動に沿った溶液ベースの化学反応
RNA IQアッセイの結果は電気泳動法と良好な相関を示します。ソリューションベースのRNA IQアッセイと従来の電気泳動ベースの手法の主な違いは、RNAサンプルが分解されたかどうかを確認するのに要する時間です。ゲルは簡単に実行できると考えられていますが、泳動に時間を要します。マイクロ流体ベースのメソッドは結果を得るのに時間がかかるだけでなく、多くの場合、サンプルの調製に時間のかかる手順を伴います。RNAサンプルのフラグメントサイズ情報やサイズ分布を得るためには、ゲルまたはマイクロ流体ベースの電気泳動が推奨されます。

Qubit RNA IQアッセイ標準
Qubit RNA IQ Assay RNA標準は、Qubit RNA IQアッセイキットで使用するように設計されています。最大500サンプルのIQ標準曲線を作成できるように、大型および小型RNAおよび／または構造化RNA標準液が十分に提供されます。RNA IQ標準はRNAの分解を測定するように設計されており、Qubit RNA HS、BR、XRアッセイキットなどの他のRNA定量アッセイの標準と交換することはできません。

注：
1.Qubit RNA IQアッセイキットは、Qubit 4およびQubit Flex蛍光光度計で動作するように設計されています。
2.このアッセイは、Qubit、Qubit 2.0、またはQubit 3蛍光光度計で使用するように設計されていません。
3.薄壁、透明、0.5 mL PCRチューブ（カタログ番号Q32856）をQubit 4 Fluorometerに使用、8 x 200 μLのチューブストリップ（カタログ番号Q33252）を使用してください。